立樹さん今日は何してますか?

30代会社員の雑記・生態

6年前の今日という日を振り返る。

はっきりとは覚えていない。

よくも悪くも時と共にいろんなものが風化する。

テレビの前にいたのは覚えている。

私は働いていなかった。無職・求職中、ぼーっとテレビを見ていた。

 

ニュース速報でテロップが流れ、多くのチャンネルにて地震のことが放送される。

定点カメラにて流れる映像が放送されたが地震の後何も変化がない、倉庫を遠くから映した画面がただただ流れていた。

画面の端から染みこむようにゆっくりと水が流れてくる。

ゆっくりとコップに満たすように水が増えていき、倉庫の屋根まで行き着いた。

 

そこはテレビの中の世界のようだった。いや、テレビを見てるんだけど。

人は(私だけかもしれないが。)信じられなものを見るとどう反応していいかわからなくなる。

 

おぉ、おぉ、おぉと声は出るが、どう反応していいのかわからなっていた。

 

映画で見る津波とは違ってゆっくりと色々なものを巻き込んで流れていく。私はただただ

 

昔地震を経験している。ふと目が醒めると左右からタンスが顔に目掛けて倒れてきた。左のタンスと右のタンスが丁度噛み合い、私の顔には直撃しなかった。足にも別のものが倒れてきていて、自力で出れなかった。

 

「誰かー、助けて〜。」と棒読みで言ったらしい。

 

怖い夢だと思ったのだ。寝ぼけていたのかもしれない。両親に引き出されると家の中は散乱していた。何を目の前ににしても現実感がない。それぐらい衝撃的だったのを、覚えている。

 

両親はその日たまたま寝る方向を変えていた。

五人家族で住むには充分とは言える広さではなかったので両親は居間で寝ていた。

今では考えられないが、当時両親は食器棚に頭を向けて寝ていた。そのままの方向で寝ていたら頭に食器が棚ごと落下してたのだ。

 

明日は当たり前にはないと実感したはずなのに、テレビ前で少し他人事に感じた自分にぞくっとしていた。

 

そしてまた今、当たり前に明日があるように生きている自分がいる。

 

明日なんてわからない、今日はそんなことを考えながら当時を忘れないようにする日。